2008年8月17日日曜日

姜尚中(カン サンジュン)著「悩む力」

姜さんは、1950年生まれですから、私と同世代です。私は、「自分は何者か?」についてそれ程悩みませんでしたし、漱石は読みましたがストーリーを追う程度でしたが、彼の考えはよく理解できます。具体的に、引用します。
人生とは、自分がどうすべきなのか選択せざるを得ない瞬間の集積である。
「何をするのも、自由」というのはつらいものです。自由から逃れて、「絶対的なもの」に属したくなることもあるのです。
今はもう、慣習意識はありません。(したがって、自分で考えて行動しなければならず、自殺や無差別殺人に至る。)